徒然綴る、夢想事

まとまりのない駄文置き場です。 内容も、更新も、すべて気まぐれ。

京都一人旅の記録

 2021年11月27日~29日にかけて、京都+αの一人旅をしてきました。メインはもののあはれは彩の頃。サノバウィッチ聖地巡礼でしたが、その他に行った場所も折角なので記事にしてみました。なお紹介順や時系列はバラバラです。

 

清水寺

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 過去に行ったことがある場所からは、ド定番の清水寺へ。しかしこの時期に来たことはなかったので、綺麗な紅葉と共に拝むことができました。

 

 東寺

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 一方こちらは一度も行ったことがなかった東寺。というか、京都駅から南側すらこの度で初めてまともに行った気がします。

 

 高台寺・二寧坂

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 フォロワーさんのPlanadorさんとご一緒に夜の特別拝観や街歩きへ。昼とはまた違った京の雰囲気を存分に味わうことができました。

 

 夕飯

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 居酒屋で一杯。戴いたお酒は純米酒「蒼空」、甘めのお酒でした。予約なしで飛び込んできたのに、優しく対応いただいてありがとうございました。

 

 生田神社

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 スタバから戻る途中、地図を見ていてたまたま見つけた千恋*万花の聖地。プレイはしてないのですがついでにと。

 

 あと、写真に撮ってはいませんが大阪日本橋オタロードにも行きました。メイドカフェ?の客引きが数メートル置きに立っているのは笑いました。それと、京都国際マンガミュージアムは休憩を兼ねて立ち寄ったせいであまり見て回ることができず……。まあメインにし辛いところではありますが……。

 

 終わってみると2泊3日はあっという間でしたが、かなり密度のある旅行になりました。また行くかどうかはわかりませんが、京都はいつ行っても楽しいはずなので、その時が来たらまた楽しもうと思います。

サノバウィッチ 聖地巡礼記

 2021年11月27日~29日にかけて、京都+αの一人旅をしてきました。同時にもののあはれは彩の頃。の聖地巡礼もしています。記事はこちらからどうぞ。

 

 サノバウィッチの聖地は下の地図の通り、府県を跨いでいたり、京都市内の中心部から離れていたりと移動が大変なため、初めての方は事前に位置関係や経路を調べておくことが必要です。

 

www.google.com

 

  今回は、神戸三宮→大阪と京都市内を2日間に分けて行ってきました。ただ、実際に巡ってみた感想としては、朝から行けば1日で十分周り切れるなというところです。

 

 スターバックス 神戸北野異人館

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「Schwarze Katze」のモデルは、JR三ノ宮駅から北に向かいます。途中結構な上り坂となりますが、登りきる前に左側に見えてきます。周りもお洒落なお店が一杯です。

 

 グランフロント大阪南館

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 作中ではデートスポットだった場所ですが、実際の建物の中は結構お高めなお店が並んでたような……。

 

 グランフロント大阪北館4階

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 南館との連絡通路を通り、エスカレーターで昇った後にぐるっと反対側へ。他の方の聖地巡礼画像だと垂れ幕がかかってることが多かったので、垂れ幕がないのは貴重なのかも?

 

 グランフロント大阪南館外

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 少し場所がわかりづらいですが、南館の北側の道路です。北館に行く前の方が行きやすいかと思います。

 

 京都駅

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 説明不要な場所。すっごく個人的な感想なんですが、「京都」の文字の間に空間があるの、妙にモヤモヤするんです。

 

 リプトン三条店前

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「ラーメン、ラーメン」なんて声が聞こえてきそう。しかしこの通りにラーメン二郎はなく……。

 

 ラーメン二郎 京都店

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 こちらが聖地らしいです。私の胃はそんなに大きくないのでここはスルーしました。

 

 府道104号線修学院離宮

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 作中の通学路その1。修学院離宮へとつながる道の途中で、観光客と思しき方から道を尋ねられました。

 

 修学院山ノ鼻町

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 通学路その2、もう完全に住宅地です。どうしてここを背景として使おうと思ったのか……。アクセスは一番大変だと思います。

 

 宝ヶ池通

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 通学路その3。体力が尽きかけていたため修学院からバスで来ましたが、本数もなく待つくらいなら歩いた方が速いはず。それと街宣車がうるさかった……。

 

 京都コンサートホール

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 地面こそ違いますが、学校のモデルとなった所です。この日は休日ということもあってか、演奏会を聞きに来た人がぞろぞろと歩いてました。

 

 サノバウィッチの聖地巡礼は以上です。未だに特定されていない背景(遊園地や主人公の家のエントランスとか)を探す技量はないです。

 それと、京都市内の効率的な周り方としては、京都駅→コンサートホール・宝ヶ池通り→修学院周辺→リプトン三条店というように時計回りに行くのがいいかと思います。自分は彩頃の聖地巡礼も兼ねてた都合上逆回りとなりましたが、体力面を除けばすいすい回れたのかなと。どちらにせよ、コンサートホールと修学院の間はアクセスが悪いので、行かれる際はお好みで。

 

おまけ

 

 Pixivにて寧々ルートアフターSSを上げています。ご興味のある方はこちらからどうぞ。

もののあはれは彩の頃。 聖地巡礼記

 2021年11月27日~29日にかけて、京都+αの一人旅をしてきました。同時にサノバウィッチの聖地巡礼もしています。記事はこちらからどうぞ。

 

 さて、早速聖地巡礼の写真でも……と行きたいところですが、先にまず彩頃聖地の位置関係を整理しておきましょう。下の地図をご覧ください。

 

www.google.com

 

  ご覧のように、聖地は大きく3つの地域に跨っていることが分かるかと思います。東側から「八坂神社・鴨川周辺」、「西院」、「嵐山」です。この3地域はほぼ一直線で繋がっていることから、公共交通機関での行き来も容易となっています。そのため、比較的聖地巡礼しやすい部類なのではないかと思います。

 

「秋の京都」という混雑ぶりさえ考えなければ。

 

 前置きはこのくらいにして、本編に参りましょう。

 

 

 

八坂神社・鴨川周辺

 

 八坂神社

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 物語のターニングポイントとなる場面で出てきた有名な神社。実は夜にも行ってみたりしましたが、青く光りはしませんでした。それなりな混雑具合でしたが、普通に歩けるレベル。

 

 丸山公園

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 大誠との初邂逅の地。本当は正面から撮りたかったけど、写真右側に屋台が陣取っていたので断念。

 

 六道の辻

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 クレアとの初邂逅場所であり、告白場所でもある六道の辻。鴨川方面から来た場合は、写真右のお店のあたりで振り返るとゲーム内の構図になります。夕方に撮った写真だとこうなります。

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 六道珍皇寺

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 琥珀と大誠が子供の手をかいくぐって鐘を鳴らさなければいけなかったところ。実物は小屋の中にあって、壁から鐘撞き用のひもを引っ張るというものでした。

 

 四条通

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 東西に横断する大きな通り。八坂神社から西院まで一本道なので、歩こうと思えば歩くこともできます。ただ、この近辺はだいぶ人が多いです。

 

 新橋通

 四条通から少し北に行ったところなのですが……。この時の自分は何を思っていたのか、一本手前の道と勘違いして、全く関係ない写真を撮っていました……。もしまた行くことがあったらちゃんと撮りたいと思います……。

 

 鴨川

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 みさきと言えばここ。天気も良く、散歩したり等間隔してる人たちが多かったです。夕方になると法則が強くなります。

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 メロンブックス京都店跡地

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 ここを聖地と言い張る勇気。しかし実は移転前のここに来たことがあったり。もちろん普通のメロンブックスでしたが。

 

 

西院

 

 嵐電西院駅

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 写真左奥の無人駅。電車は10分に1本くらいの間隔で来るので、電車と並べて撮るのは簡単です。

 

 阪急西院駅

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 通学路の一部として出てきた場所。この辺りは観光地と言う訳ではなく、一本入ると普通の住宅地が並んでいます。

 

 春日通

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 完全に一致する場所はなさそうなので、似たような場所で。完全に住宅地の道です。

 

 西院春日神

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 市内の大きな神社と違い、静かでひっそりとした神社。頭に紅葉を乗せた黒猫はいませんでした、残念。

 

 

嵐山

 

 嵐電嵐山駅前

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 電車での嵐山へのアクセス方法は2種類ありますが、聖地は嵐電の方となります。人がいない写真を撮りたければ、朝早くをお勧めします。

 

 渡月橋

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 作中みたいな紅葉にはもちろんなりませんが、いい色づき具合でした。人がそこそこ歩いているように見えますが、これは「朝8時台」の写真です。この後の時間帯の混雑具合は推して知るべし。

 それと別日で、本編にならって「夜明けの嵐山」も体験してきました。

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 ええ、完全にアホです。防寒はしてましたが、お茶を飲もうとマスクを外したらめっちゃ寒かったです。でも、それだけの価値はありました。

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 嵐山公園 中の島地区

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 橋の右側を渡りきってすぐ右側となります。せせらぎの音が気持ちいい。

 

 竹林の小径

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 渡月橋から北へと向かいます。本編で光っていた地面の灯篭は、なんと2021年12月で終了してしまうらしいです。撮りたい方はお早めに。

 

 野宮神社

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 京楓ルートでお参りした神社。竹林の小径に向かう途中にあります。

 

 聖地紹介は以上です。実際の行程としては、嵐山→西院→八坂神社等の順で、一番混むであろう嵐山を最初にしたことでスムーズに行けたと思っています。時間的にも、歩くのが速い人であれば午前中で終わるんじゃないかと。鴨川から六道の辻メロンブックス跡地に行くのに少し歩かないといけないのを除けば、辛いところはそうないはずです。もちろん、普通の観光としても十分楽しめますのでご安心を。

 

おまけ

 

 私がPixivで書いている彩頃2次創作のモデル地にも行ってきました。

 

 車折神社

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 嵐電車折神社前駅(嵐山駅から3駅)から徒歩0分、電車の中から見える立地です。2020年のクレア誕生日記念SSに出しました。作品はこちら

 

 旭湯(西院)

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 春日神社に近い、西院唯一の銭湯。実際に入ってみましたが、色んな種類の湯船があり、いい湯でした。京楓ルートアフターとして登場しています。作品はこちら

 

 この他にも色んな作品を書いています。興味を持たれましたら是非ご一読ください。一覧はこちらからどうぞ。

「もののあはれは彩の頃。」二次創作「暁光一筋、国境越えて」あとがき

 この度は、「もののあはれは彩の頃。」弊二次創作「暁光一筋、国境越えて」をお読みいただき、ありがとうございました。
 こちらは作者のとりとめもないあとがきとなります。
 諸々語る前に、こっちにあとがきを投稿した理由ですが、作品の後ろに付けるのは読後感が損なわれるんじゃないかなというのと、あとがきは作品じゃないからということです。
 果たしてここまで追いかけて読んでいただいている方が何人いらっしゃるかわかりませんが、もしよろしければ少しだけお付き合いのほどよろしくお願いします。
 
 さて、どこからお話ししようかというところなんですが、まあまずは「暁光一筋、国境越えて」を書くに至った経緯からですかね。 と言っても、実はとても単純なもので、時は2020年9月、さくレットの発売が間近に迫りワクワクしている中、ふと見つけてしまったわけですよ。
「彩頃二次創作でクレアだけ連載作品がないよね」という呟きを。

 あー確かにないよなー、他の子はあるのになんでかなー。
 ……。
 
 ……よし、書くか。(!?)

 ええ、本当にこんな感じでした。自分でもびっくりなちょろさです。でも実際、彩頃で初めて二次創作を書くくらいお気に入りキャラなんだから、どうせならクレアの連載も自分が先駆者になってやろうじゃないかとは思ったのです。

 じゃあネタはどうするの、という点についてですが、実はイギリスに行かせる構想自体は彩頃の二次創作を始めた頃からありました。ただその当時は、「ただ行かせるだけじゃつまらないし、どう考えても短編じゃ収まらないよなぁ」ということで流しちゃってたわけです。でいろいろ考えた結果、思いついたのが今回の「卒業旅行&婚約」、おかげでそれなりに様になったと思っています。

 けど、書き始めた当初は1万5千字×5話くらいで、12月のクレアの誕生日に完結予定だったのが、6話+番外編の10万字越えになるとは。こんな長編書くのも初めてでしたし、想定なんてあてになりませんねほんと。
 そんなこんなで書き始めたクレア長編アフター、何を一番書きたかったのかと言うと、「二人の関係性の完成形」に尽きます。クライマックスのプロポーズがその最たる部分ですが、それ以外にも、本編から4年という月日を経て一々言わずともお互いの意図をすぐに汲み取ったり、小さい問題程度で喧嘩しないという熟年夫婦のような関係になったというところですね。
 京楓やみさきとは違い、クラスメイトではあったものの双六まではほとんど交流もなくただの知人だったクレア。付き合ったばかりの頃は些細なことでの衝突も多かったでしょう。また、作品中でも書いた「他の子に暁を取られるんじゃないか」というクレアの不安は、本編でのクレアの自己評価の低さから派生させたものとしています。
 これらを乗り越え、真に信頼し合える間柄となったことを表現したく書き綴ったわけですが、少しでも伝わっていたらいいなというところです。
 
 次は、各話を書いてた時の感想……の前に、タイトルの解説を。
 まず「暁光」は、暁とクレア(ラテン語で「光」の意味)を表しつつ、単語本来の「明け方の空の光」も持たせています。「明け方」→「未来」という連想で、これからの二人が明るい未来に進んでいくことを願ってのイメージです。「一筋」は一緒になった二人を、「国境越えて」はそのまんま旅行のことです。
 ……まあこれ、今でも「いいタイトルだな」って思いと「痛いでしょこれ」って思いがぶつかってるんですけどねw。
 で、改めて第一話からですが、出発当日とその前日譚。書いてるときは「細かい旅行計画は後の話の回想にぶち込めばいいや」と、かなり見切り発車な感じでした。さくレット発売が近かったし、時間かけてらんねぇ!と。これは実際のところ「助かったけど結局考える作業を先送りしただけ」でしたね。最も第一話を書く時から、調べものに次ぐ調べものの嵐でしたが。まず関空からロンドンに行く直行便があるのかというところから始まり、発着時刻、航空会社に発着ターミナル等々、かなり細かく調べています。知らないことだらけで楽しくはあったわけですが。
 続いて第二話と第三話のロンドン編。ストリートビューと公式サイトとにらめっこする日々でした。英語を読むのもまあ大変でしたし、ストリートビュー見て「何でこんなに名物が多いの!?」とうんざりしてました。書き始める前は「暁は大英博物館行かせとけばいいし、あとは通り道になりそうなとこを適当に」と考えていたらあんなことに。でも実際に観光してる気分になって楽しくもありましたね。まあ純粋な観光パート+ちょっぴり恋愛ものとして楽しんでいただけていたら幸いです。
 番外編は、まあ内容がアレですので特に語る部分はないです。あ、強いて言うなら自分の書くアレのパートは、余裕があるときは漢字で喋らせて、余裕がなくなってくるとひらがなにするという使い分けをしています。SSは当然声が付かないわけですから、自分なりに「感じてる状態の表現」を模索した結果です。これやると地味に文字数を増やせる効果も。
 第四話と第五話は、観光色を抑えて恋愛方面に軸足を移していくことを意識しました。ここで一番悩んだのは「クレアの出身地をどこにするか」。本編で「イングランドの片田舎」とは言いつつ、じゃあどこなんだよ!?とw。結果としてまず誰も知らないであろう町にしたわけですが、「Clare」姓が多い出身地があるかなんてのは一応調べはしました。それとクレアの母親の名前はすごく適当に付けました。クレアが「Craire」、バークリーが「Berkeley」とC、Bで来たから、「じゃあAで……Anneでいいか」という具合です。観光については、ロンドンほどたくさんの情報がある訳ではないところだったので薄くなったなーという感じですが、逆にロンドンが濃すぎましたよね。
 そして最終話、プロポーズから帰国を書いてる辺りはどうにも表現しにくい感情に襲われていました。「結ばれて良かった……、良かった……」、「帰ってきたな……」と一人で感動してましたね。でもフットパスの件を書いてるときは「ストリートビューに何で道が載ってないんじゃあー!」とキレ散らかしてたんですがねw。町の公式サイトにあった手書き?の地図の説明を何とか読みながら書いてました。他にもクレアの過去を捏造してる場面で「そういや京都の学校の卒業式ってどんなんだろ?」と調べたら、女の子は着物を着たりするそうで、変なとこで無駄知識を得たりしてました。これ別のアフターで使えないかな。
 
 さてさて、適当に書き殴ってみましたが、文章にするのって難しいなぁと改めて思う次第。伝えたいことをあまり表現できていない気しかしませんが、まだまだ実力不足ということでしょう。それでも、この長編を完結まで書き切ったというのは私の誇りです。そのモチベーションになったのは、読んでくださった皆様であり、それが「次も書くぞ」という原動力になりました。改めてお礼申し上げます。
 最後になりますが、今回ある意味集大成的な作品を出したわけですが、私自身他のヒロイン含めてまだまだ書きたいという意欲だけはあります。ネタが付いてこないのが悩みの種ではありますが、そのうちひょっこり思いついたらまた書くと思います。どうかその時までお待ちいただけたら幸いです。
 
 それと、みさき・琥珀の長編アフター書く人は現れませんかね?


エロゲプレイタイトルまとめ

自分がプレイした美少女ゲームタイトルのまとめ(プレイ順)です。
新たにプレイしたら増える予定。
点数(10点満点)とちょっとしたレビュー付きです。
気になったものがあったらリンクからどうぞ。


大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd (AUGUST)

点数:7/10

人生初エロゲは、業界の老舗からでした。
メイン5人・サブ3人の攻略キャラに加え、雰囲気の良い部活動を中心とした超長大なシナリオが特長。
また、立ち絵と背景を上手く組み合わせてCGのように演出するところも素晴らしい。
特段これといった癖もなく、正に王道といった作品です。

 

大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~ (AUGUST)

点数:5/10

↑のスピンオフ作品で、非18禁。主人公もヒロインも本編とは別人です。
原画担当が看板絵師さんでないということで、当時話題になりました。
幼馴染の男1女2による緩めな部活模様が描かれています。

 

大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep- (AUGUST)

点数:7/10

本編のFD。攻略キャラが1人増え、本編時間軸でヒロインとくっつく前の話も追加された作品。
良い雰囲気をそのままにしたその後の展開を見ることができ、満足した作品でした。

 

運命線上のφ (Lump of Sugar)

点数:6/10

通称「角砂糖」からは、凝ったギミックを盛り込んだ本作をプレイ。
しかし、その凝ったギミックのせいか、シナリオは一部光るところはあったものの、まとまりに欠けてしまったなという印象。
だが、この作品でシナリオの一部を担当したシナリオライター「冬茜トム」氏のその後の作品にドはまりすることになろうとは、プレイ当時は思いもしなかったのです。

 

彼女のセイイキ (feng)

点数:5/10

残念ながら解散してしまったfengから、攻略キャラ1人の低価格エロゲ。
プレイ前は、1人のヒロインをじっくり堪能できると思ってましたが、やった後は「色んなキャラの掛け合いがあった方が、よりヒロインの魅力が出るなぁ」でした。
あと、単純にヒロインの性格が自分に合わなかったり、「シーンの声うっさ」だったりと、個人的に残念な結果に。
もちろん、刺さる人には刺さると思いますし、シナリオそのものは普通ですのでご安心を。

 

時を紡ぐ約束 (あっぷりけ)

点数:6/10

国内のとある温泉街をモデルとした学園物。なのですが、作品としての軸がブレブレで、ぼんやりとした仕上がりに。
一部ルートは面白かっただけに、残念な感じがより強くなってしまいました。
ボーカル曲4曲はどれも好きですし、立ち絵と背景、セリフを自由に編集できるおまけも面白かったのになぁ。

 

もののあはれは彩の頃。 (QUINCESOFT)

点数:9/10

マイベストエロゲ。
シナリオ・キャラ・構成が文句のつけようがないほど綺麗。
あまりにドはまりした結果、個別の感想記事を書き、紹介動画を投稿し、某所に二次創作SSを投稿するほど。
多少の誤字、日常シーン、演出や音楽にもっと力が入っていればと思うこともありますが、それらを補って余りある出来です。
シナリオライターは、さっき触れた「冬茜トム」氏。単独企画・シナリオ作品は全部押さえて間違いない。
とにかく多くの人に薦めたい一作です。

 

アメイジング・グレイス-What color is your attribute?- (きゃべつそふと)

点数:8/10

ブランドは違うものの、「冬茜トム」氏の単独企画・シナリオ作品その2。
こちらも秀逸なシナリオで、終盤の怒涛の展開に圧倒されました。
地味に美術の雑学も学べたりします。
QUINCESOFT同様、若いブランドなので難しいかもしれないけど、老舗ブランドみたいに凝った演出ができるようになれば化けるはず。↑と併せて強くお勧めしたい作品です。

 

見上げてごらん、夜空の星を (PULLTOP)

点数:7/10

幼馴染×天文×部活動の良い雰囲気ゲー。
星空の演出は専用のソフトを使っているらしく、綺麗に描写されています。
シナリオは、筋の通った青春物で、ぐいぐい引き込まれていきました。
プレイ後、夜空を見上げることが多くなった作品です。

 

見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS (PULLTOP)

点数:7/10

↑のFDその1。本編4人に加え、サブ2人のルートが追加。
期間限定で配られたパッチか、コンプリートセットならもう一人攻略できますが、それを知ったのは買った後。
内容は正統派なFDで、高品質な演出もそのまま。
それと、吉岡さんルートの破壊力が強すぎるのでもっとください。

 

見上げてごらん、夜空の星を Interstellar Focus (PULLTOP)

点数:6/10

FDその2。主人公+幼馴染2人のifハーレムと、ちょっとした天文クイズが楽しめます。
ところで、シリーズを通してやったのに自分の中で未だに、主人公と幼馴染2人の関係性がどうあるべきか結論が出ません。
どっちか一人だけだともう一人がかわいそうだし、かと言ってハーレムもなぁと。
ここまで迷うくらいには3人に関する描写が丁寧ということではあるので、改めていいシリーズだなということで。

 

さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと)

点数:8/10

待ち望んでいた「冬茜トム」氏の単独企画・シナリオ作品その3。
相変わらず見事な伏線の張り方と回収力、そして今まで弱めだったヒロインとの恋愛模様がパワーアップした傑作です。
EDとその直前の話はもうね……、素晴らしすぎる……。
この部分関連の話を書いてしまったので、プレイ後にご覧ください。
それと、もし入手手段があれば祖父特典のボイスドラマは絶対手に入れることをお勧めします。


蒼の彼方のフォーリズム (sprite)

点数:8/10

架空のスポーツ「フライングサーカス」を題材とした青春部活もの。
なかなか進まない会話、同じネタの繰り返しやシナリオと一部設定の齟齬等々、微妙な点もあるものの、それらを覆す熱い王道展開は素晴らしいの一言。
みさき√の主人公との夕方の教室での一幕がかなりお気に入り。
EXTRA2は首を長くして待ってます。


蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1 (sprite)

点数:7/10

↑のFDその1。ヒロインの一人「有坂真白」アフター。
糖分供給に特化しており、すごく甘い仕上がりとなっています。
作品のモデルになった場所の気候を調べたわけじゃないのではっきりとは言えないんですが、10月なのに半袖だったりヒマワリが満開だったり水着で海に入ったり……ってのはどうなんだろう?
まあFDだし細かい部分は気にしない方がいいのでしょう。

 

 

サノバウィッチ (ゆずソフト)

点数:7/10

今まで手を出していなかった有名ブランドから、これまた有名作をチョイス。
王道で安定したシナリオ、綺麗なCG、派手すぎない音楽に快適なシステムと、前評判通りの一作に仕上がっていて、「これがゆずソフトちゃんですか」と納得。
ぶっ飛んだあらすじからどう話を着地させるのかと思いながら読み進めましたが、どのルートも綺麗に終わったのではないかなと。
まあもう少し起伏の高低差や溜めが欲しいところではありますが、ここら辺はもうブランドの特徴として確立しちゃってるようなので、そういうものとして考えますか。

 

 

あの晴れわたる空より高く (Chuablesoft)

点数:7/10

潰れてしまったメーカーが残した珠玉の一作。

ロケット作りに青春をかけた5人のラストが素晴らしかった。

問題の解決方法がいつも一緒の流れだったり、強引な展開等ありましたが、一方でロケットについてよく学べる作品でもありました。これだけの環境が揃っていれば作ってみたいなぁと思わせる設定はよき。

DL版はセールで半額だと二千円を切るので、手軽に始められるのも良いと思います。

 

 

あまいろショコラータ (きゃべつそふと)

点数:6/10

トム先生じゃないラインもやってみようということで。まったり甘い雰囲気の中ヒロインとイチャイチャする作品。コーヒーやカフェの豆知識は控え目です。

みくりが彩頃の琥珀理論を使い出した場面は「お前もかー」と突っ込んでました。

 

 

あまいろショコラータ2 (きゃべつそふと)

点数:7/10

続けて続編もプレイ。シナリオにどことなく力が入った感じ。それでいて雰囲気は無印と変わらないというところがすごい。闇のあまショコ勢なる人たちが出てくるのも納得です。

苺華はもう、……なんというか、色々な意味で予想を超えてきましたね。彼女と付き合えるのは主人公くらいでしょう、頑張れ。

 

 

蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2 (sprite)

点数:7/10

EXTRA1から実に5年という年月を経てようやく出たFD。みさきは相変わらずめんどくさくて安心(?)。FCシーンは見たかった対戦をたくさん見れて大満足、けどあれを想像で終わらせないでとも思った次第。

今作はクリアするとFCシーンを単独で見れるモードが追加されたので、セーブし忘れてもいつでも見たい試合が見れるのは素晴らしい。でも音楽鑑賞モードは搭載されずサントラ買えというね。買ったけどさ。

 

 

 ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world- (きゃべつそふと)

点数:8/10

前作さくレットから待ち続けた冬茜トム先生の単独企画・シナリオ作品その4。ええ、今回も負けました。相変わらずお見事です。

実はあめぐれ・さくレットの時は「このキャラ少し弱いなぁ……」と思ったりもしたのですが、今作は立ち絵なしキャラ含めほぼ全員生き生きしてましたね。彩頃を思い出してニッコリです。

あちこちで言われているラストについては、「必要な展開だったけど良い魅せ方ではなかった」というところでしょうかね。実力がある方というのは周知のことですし、故に「あれ?」となる読者が続発したのでしょう。まあ、プロムの時の約束はしっかり果たされて締められたのでよかったよかった。

ただし! 投げっぱなしになってるのをそのままにする(あるいは諸般の事情でそうなってしまう)のはまだいいけど、あからさまに続きを出しますよ~というのをキャラに語らせるのは、そのキャラや作品に失礼。まずはその作品内で完結させて、続きを望む声が多ければ、というのが筋でしょう。

 

 

Magical Charming! (Lump of Sugar)

点数:7/10

独特な選択肢システムが搭載された一作。冬茜トム先生の名前が世に初めて出た作品でもあります。もう既に文章から「らしさ」が感じられましたね。

どの選択肢を選んだかをメモっておかないと周回地獄に陥ります。メモってても「未読はないかー」と亡霊のように彷徨います。実際彷徨いました。でも何だかんだ楽しかったな。

Badエンド専用曲は、まず存在自体に笑い、妙な力の入れ具合でさらに笑い、画面下部の(間奏)の存在感で止めを刺されました。しかも周回してるときにスキップしようとしたら飛ばせないんですよね、他のは飛ばせるのに。いやあやられた。

 

 

はるとゆき、あかべぇそふとすりぃ

点数:7/10

和風の温泉旅館でヒロインとしっぽりムフフ……と思わせるようなサイトの作り。しかしいざ読み進めていくとこれがいい意味(?)で裏切られます。話はどのルートも重めで、切なさや寂しさを感じるものでありながら、温かさも確かにあるいいものだったなと。展開は読めてしまいますが、逆にそれがいい読後感に繋がりました。個人的には傘と小羽をお勧め。この二人の絡みももっと見たかったなぁ。

タイトルは秀逸の一言。なぜこの文字列なのか、わかった時は「なるほど……」となること請け合いです。読点の方は推察ですが、普通は「文章をつなぎ、続けるために使うもの」なので……なんてことを考えたりしました。ニュアンスは遠からず当たっていることでしょう。

バックログからジャンプできない、デフォルトだとテキストウィンドウが右クリックで消えない(変更はできる)、セーブした画面が真っ暗だったり違う画面で表示されたりといったシステム面や、非18禁CGの少なさといった不満もありますが、総合すると優秀ではあると思います。

 

 

ぱらだいすお~しゃん (PIXEL MINT)

点数:5/10

冬茜トム先生がクレジットされている作品ですが、シナリオの最終盤のみ担当。ミニゲームが複数収録され、物語の進行に関わっている意欲作……と言いたかった。実際は中々食い合わせが悪く、ミニゲームの面白さが微妙なのにそれなりに時間をかけないと読み進められない。そのシナリオはと言うと、問題発生→5~10分も読むとあっさり解決で、感情移入も何もあったものじゃない。場面場面で良い展開になりそうなところがあったのに、ぶつ切りにされたからこそ余計にそう感じました。

トム文章に飢えて飢えて仕方ないという方は、ちまちま進めてもいいかもしれません。

 

 

星恋*ティンクル (きゃべつそふと)

点数:7/10

やるタイミングを逃し続けていたメーカー処女作。題材にしようとした元ネタを上手く生かしきれなかったなぁという点と、終盤の展開が急すぎだったなという印象。「町の闇」ってそういうことかよ! 珠希は懐かしのツンデレ系で良きかなと。黄金水多すぎなのと近親ヒロインはあまり好みじゃないのがネック。タイトル画面のBGMが一番気に入ったかな。

それとメーカーには、セーブスロット数をこの頃の仕様にして、立ち絵鑑賞モードもつけて欲しい。アフターストーリーもいっぱい欲しいし、ついでにシナリオ検索機能もつけて欲しい。

 

 

あまいろショコラータ3 (きゃべつそふと)

点数:7/10

シリーズ完結作として1・2攻略キャラのアフターに加え、みつきのメインヒロイン昇格&新ヒロインのコハナという盛りだくさんな内容。それでいてこれまでと変わらない優しい世界観で安心できました。みつきさんはちゃんと大人してたのが好印象、お酒でテンション上がるのがやっぱりかわいい。一緒に呑みたいですね。コハナはそれまで謎だった部分が開示される話でもありながら、しっかりとキャラが立っている話でこちらもよかったです。そしてきゃべつそふと作品の主人公はみんな辛い過去を背負わされる運命なのか……。

作品と直接関係ないところでは、セーブデータスロットが大幅に拡大、これは素晴らしかった。あとは立ち絵鑑賞モードの搭載を何卒。

それでは完結ということで……あまショコ!あまショコ!あまショコ!

 

 

ハミダシクリエイティブ (まどそふと)

点数:7/10

声優・絵師・Vtuber・作家と様々なタイプのクリエイター(訳あり不登校)がヒロインの作品。一応自分も二次創作者ではあるので、コミk……コミまどあたりと華乃のオタ話は大体首振り人形と化してた。それとあすみがかわいい。時たまオタクを刺してくる表現には「プレイヤー層的にこれ大丈夫?」となるなど。一部疑問な展開はありつつも、どのキャラも立っていて基本的にはニヤニヤできる作りだったかな。

システム面は特に不満点なし。セーブスロットたくさんなお陰でいい喋りのとこセーブするからお気に入りボイス機能が空気。

 

 

ハミダシクリエイティブ凸 (まどそふと)

点数:8/10

FDというか内容的には続編。無印で垣間見えたひよあすも相変わらずよかったけど、アメ華乃はどちらのルートでもいい親友関係になって素晴らしかった。追加の2人は妃愛ルート以外でも普通に登場すればよかったのにな。やっぱりあすみがかわいい。2作通してのトゥルーは華乃だなぁ、唯一無二感が強すぎる。他の子のルートも順当にいい出来ではあったけどね。しかし、神社背景があったにもかかわらずどうして巫女姿の立ち絵が誰にもなかったのか。プレイ前にアメリの巫女姿絵見たのもあって書いちゃったよ。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21476903

立ち絵鑑賞モードも遊びたいけど、書き物とのネタの振り分けに悩むんだよな。いいネタでいくつか書いてみたいところ。

「もののあはれは彩の頃。」レビュー

(注意)本記事は、美少女ゲームに関するレビュー記事です。18歳未満の方及び美少女ゲームに耐性のない方はブラウザバックをお願いします。
 また、ネタバレを含む記事になるので、未プレイの方やプレイ中の方は、閲覧にご注意ください。
 もし興味を持たれた方がいましたら、「もののあはれは彩の頃。」で検索です。
 キャラゲーと思わせて話がしっかりしたシナリオゲーでめっちゃお勧めですし、今なら某FA○ZAで半額キャンペーン中ですよ。←(2019年4月20日~5月7日)















 予防線を張ったところで、「もののあはれは彩の頃。」レビューです。といっても、書きたいことが多すぎて収拾がつかなくなりそうなので、メインヒロインプラスアルファで抑えている感じです。
 だらだらとした適当な文章ですのであしからず。
 


 
野々宮 京楓
 主人公と相部屋のツンデレ美少女兼主人公の嫁。
 いやだって双六で本音を見抜かれたとき「(メインヒロイン4人の中で)主人公のことが一番好き」って言われるほどだし、主人公も京楓と出会ったときに「野々宮京楓と出会えたことが、真の幸運だと心の底から想うんだ。」って思ってるし。他3人には専用ルートがある中、専用ルートは不要と言わんばかりに幻日パートでイチャイチャ(押し倒し胸揉み、朝食CG、カイロの奪い合い、数々の夫婦漫才etc.)を見せつける。そして現実に戻る直前のやり取りで主人公が唯一ドキッとした後に、放課後の教室で極めつけの「花占い」ですよ。白いマーガレットの花言葉をググったらなんと「秘めた愛」。
 ああああああああああああああ~~~~~~~~~~。(発狂)
 もうさっさと式挙げちゃえよ。
 あ、花占いのCGは一番のお気に入りです。回想はややS向けですが、エロさでは次の二人が突き抜けてるんですよねぇ。
 
 
鬼無水 みさき
 ピンクは淫乱。理想家なのに諦めることを許さない超スパルタで意志が強く常に和服を肌蹴させる淫乱ピンクで、度を超えた自己犠牲やっちゃったり主人公を射精管理するような危うい思考する淫ピ。別ルートでは平気で「どこまでいったの? A? B? お尻?」なんて聞いちゃうし、おっとりした性格に見せかけてえげつないのでやはりピンクは淫乱。
 ……すいません、本編終わるまでは、心の芯がやややばい方にめちゃくちゃ強い娘だなぁという評価だったのが、追加されたドM向け回想2本でそっち方面にもやばい娘という評価になりました。でも、鴨川デートのところとか、生還して主人公に泣きつく場面ではやっぱ年頃の少女だったんだなと安心(?)しました。
 
 
琥珀
 黒髪は淫乱。いや、さっきと同じ流れにはしないですけど、この娘はこの娘でヤるなら生中しか許さないという別ベクトルの淫乱さを持っていました。愛し合ってるから子供ができてもOKと言って主人公を襲い、発情期と称して主人公を襲い、約束を守れなければ一日中主人公を襲うボクっこロリ。元は猫なのにタチってやかましいわ。
 まったく、主人公との別れに涙し、再会に涙した本編の純情な女の子はどこに行ったんですか。満月をバックに想いを語っている場面は、CGと相まってあんなに素晴らしかったのに。まあ猫だったしいいか←
 
 
クレア・コートニー・クレア
 本編の根幹を成す双六の謎を主人公と一緒に解き明かす金髪ブリティッシュ。ヒロインの中で一番人間臭く、親しみやすい娘だなと思っていたら、いつの間にか一番のお気に入りに。人間関係の煩わしさに対する「めんどくせぇー」は、共感しかないですね。でもそんな彼女が作り出した「紫炎」は一体どこの中学生かと。まあとにかく、主人公と元から親交のあった幼馴染2人、感情に素直な猫と違って、普通の一組の男女として関係を育んでいくため、仲良くなる描写が丁寧になされていれば、そりゃ一番好きにもなりますわな。主人公があがった後の「元気でね! 私……待ってるから! ずっと!」からのトゥルーで「お待たせ」、「遅すぎ」は、琥珀の時とはまた違った感動でしたね。そして唐突なメ○ンブッ○スは、きっと原画さんの関係だったんだろうなぁと。回想は、シナリオの都合のせいか初体験を2回やったり大人のおもちゃを使うという若干凝った方向でしたが、やはり淫乱な二人のインパクトが強すぎる。あ、あと立ち絵のジト目とドヤ顔がすごい好きです。


その他
 とにかくシナリオが面白かったし、全体のルート構成と文量、双六という題材を生かしたテンポのいい場面切り替え(巡目や他キャラ視点)で、飽きずにどんどん読み進められました。細かい誤字脱字、一部の微妙なギャグを除けば本当に素晴らしい出来だと思います。あとは、システム面の方に書くべきかもですが、ヒロイン選択後から個別の話に入るまでの部分は、話が同じならスキップ付けて欲しかった。それと、エロなしの短い後日談も読みたかったです。
 BGMは和風曲多めで作品の雰囲気に合っているのはもちろん、和風大好きな自分が満足できるものでした。てか、これ書きながら鑑賞モード開いてるんですけど、曲名に英語全然使ってないんですね、流石和風ゲー。ただ、メインヒロイン専用のBGMがないのは珍しい。
 システム面は、残念な部分がちらほら。まず、CG鑑賞モードはキャラ別に分けて欲しかったですね。回想の方は分けてあるのに、どうして別方式になったのか。コンフィグも、メッセージ関連が設定してどう反映されたかがすぐにわからないのがマイナス点。そして、個人的に一番欲しかったのが、立ち絵と背景を組み合わせてテキストを自由に書けるモード(これちゃんとした名称があるんですかね?)がないこと。そもそも、折角綺麗な背景があるのに背景の鑑賞モードがないのももったいないのに、このモードがないのは本当に残念です。逆に良かった面は、キャラが瞬きや口パクするのがいい味出してますね。タイトル画面の「前回の続きから」にカーソル合わせるとサムネが出るのもわかりやすいです。
  

  
 以上、アップする前に自分で読み直したら「ほんと読みづれぇし何言いたいんだこいつ」って駄文でしたが、お付き合いいただいた方は本当にありがとうございました。


ハヤテのごとく!完結の感想

先日、最終巻が発売されたハヤテのごとく!

自分がこっちの世界にハマるきっかけとなった漫画なだけに、喪失感が大きいです。

しかし同時に、納得いく完結を見届けることができ、満足もしています。

そんな思い入れの強いこの漫画について、以下つらつらと書いていきます。

もちろん最終巻の内容も含みますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック。













さて、52巻を読み終わったときに最初に思ったのは、「収まるべきところに収まったかな。」ということ。

自分がずっと気になっていたのは、「ハヤテとナギの勘違いをどう解決するのか。」という部分。

物語の途中で解決し新展開につなぐ、という方向もあったかと思います。

しかし、この物語は、二人の物語。ゆえに、「二人を人間的に成長させて、勘違いだと分かっても二人の関係が(主従関係は別として)続く」という流れにしたことは、個人的には満足です。

まあもちろん、無駄にキャラ出すぎでフェードアウトしてるのがいたり、黒髪枠が少なかったり、細かい不満も色々ありますけど、終わり良ければすべて良しってことで。

…なんか色々書こうとしたけど、大した分量にならなかったですねw

とにかく、作者の畑先生、本当にありがとうございました。


ちなみに、ハヤテのキャラだと、自分はマリアさん派です。姉弟設定?知らんなあ。