実質最初の記事となる今回の内容は、もちろん霊夢についてです。
タイトルの通り、今回は職業編ということで、霊夢の職業である「博麗の巫女」について、霊夢がどう考えているのかをだらだら書いていきます。
あ、タイトルに「その1」なんてついてますが、そもそも続くのか、続いたとしていつ続くのか、いつ終わるのか、何も考えていませんのであしからず。
さて、霊夢は「博麗の巫女」として、自分の仕事をどう考えているのか。
この答えになりそうな描写が、深秘録の霊夢ストーリーにあります。知らない人はやりましょう、霊夢がエロかっこ可愛いです。
ストーリーを要約すると、霊夢は、「幻想郷と、幻想郷の人間を護る」と言っています。
これが、霊夢が考える「博麗の巫女の仕事」と考えていいでしょう。あの流れ的に本気で言ってるっぽいですしね。
ここで注目したいのは、「妖怪退治」という単語が出ない点。
霊夢にとって、一番重要なのは「護る」ことであり、「妖怪退治」はその手段にすぎないということなのです。
「妖怪退治」は、本家での異変解決のみならず、書籍での人妖退治、妖怪に近い人間の監視も含まれると思います。
つまり「妖怪退治」は、幻想郷内部から幻想郷の存続を脅かす存在に対しての治安維持行為であると言えます。
一方、深秘録の霊夢ストーリーで霊夢に「幻想郷と、幻想郷の人間を護る」とまで言わせた相手は、幻想郷内部の存在ではありません。
霊夢は「護るべき対象」を脅かす存在は、幻想郷の外、つまりこちら側の世界からもやってくることを認識しています。外来者が、自分の知らない世界のルールを知らず知らずのうちに破って、その結果幻想郷の存続が危うくなるという展開は十分あり得ます。
この外部からの侵入に対して霊夢が行っているのが、「博麗大結界の管理」です。
博麗大結界は、幻想郷とこちら側の世界を隔てる結界です。
霊夢は結界を故意に緩めることができるので(書籍香霖堂)、当然その逆である結界の強化もできると考えてよいでしょう。
結界を管理することで、外部からの干渉を最小限に抑え、もし突破されたら退治するという方法を霊夢は取っているのです。
ここまでを整理すると以下のようになります。
|→妖怪退治(異変解決‣監視)=幻想郷内部での仕事
守護の意志→|
|→結界管理 =幻想郷外部に対する仕事
現実には存在しない仕事ですが、「護りたい」という意志だけでできる仕事ではないでしょう。
おそらく、意志以上に重い何かが、霊夢を縛っているのではないでしょうか。霊夢本人は気にしてなさそうですが。
というわけで、次回に続いたら「霊夢を縛っているもの」について考えてみようかと思います。まとまりのない文章でしたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございました。
ちなみに、霊夢を緊縛してどうこうする性癖はないので、その点はご安心を。